コドモの食べ物の好き嫌いには、悩まされ、泣かされる。

まあ、自分も子供の頃は嫌いな物があったから

人のことは言えないんだけど。





いつか食べるようになるさ





と、大きく構えていられたならば

こんなラクなことはないんだよねえ・・・







特に息子は、初めて見る物、たまにしか食卓に上らない物に対する

警戒心がことのほか、強いような気がする。

肉類、魚類を除いては。

もともと野菜嫌いだし、きのこ、海草、貝類などは目もくれない

ほんっと、食事の支度に困る。





まあでも時には

コドモの嗜好を無視して、料理をすることもある。

とある夕食時のこと。






久しぶりに作った、アサリの味噌汁。

コドモたちは食べないだろうけど、仕方がない

と、あきらめ半分でいたら、食卓についた息子の第一声





「あ!貝、好き!食べる!」





なに?

今、何て?

こっちが戸惑っている間に

2粒しか入れてなかった貝は、あっという間に空になり

「おかわり、ちょうだい」






えええええええええっっっっっ!!!!!!







人の分まで、皆食べた。






「幼稚園の給食で、出るの?」

「ううん。出ないよ」






どうして?!

今まで見向きもしなかったアサリを

「僕、大好きだもん」て。

いつ、どこで好きになったっていうの!!

そんなこと聞いてませんよ、お母さんは!!






ならばと思って作った、翌々日のしじみ汁も

あっさりと完食。

なんだか意味がわかりません。







意味がわからないといえば、娘は

ラーメンに入れたほうれん草は、喜んで食べるのに

味噌汁に入ってると、「いやなーい」(いらない)と言って、よける。

なんだそりゃ。







理由は問うまい、考えまい

それがコドモ。